N様邸改修工事 基礎工事①
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N様邸改修工事は解体工事が完了し、構造補強の基礎工事にかかりました。
既存の基礎は鉄筋の入っていない無筋コンクリート基礎です。強度の低い無筋基礎は負担できる抵抗力が低いので、新たにつくる耐力壁の足元は全て鉄筋コンクリート基礎を新規につくっています。
このような古い民家の改修において、基礎工事の設計は建物全体の耐震設計とコストバランスの検討が非常に重要になります。このたびはプラン的に土間のスペースを設けることもあり、土間一体の基礎形状として全体強度と現況に適合した施工性を兼ね備えたかたちで基礎をつくりました。
新しいリビングからつながる土間空間と一体に基礎をつくります。
今回は現場の状況も勘案して地中梁形式の基礎としました。耐力壁の下を深くして梁型の基礎を作成しています。
既存の基礎にアンカー＋鉄筋を差して一体としました。既存基礎には約60本のアンカーを打ち込んでいます。
耐力壁の通る部分に地中梁型の基礎を作成しました。
その上にスチールワイヤーメッシュを引いてコンクリート打設準備完了です。