山口市小郡 築45年木造住宅リノベーション
山口市小郡にて、築45年の木造住宅のリノベーションをご依頼いただきました。改修前はお母様が住まわれておりましたが、娘様ご夫婦が一緒に暮らすことになり、この機に建物の全面リノベーションを行うことになりました。建物は木造瓦葺き土壁の2階建て住宅です。1階の東南側をLDK+和室にして住まいの中心にし、お母様の部屋は1階に、ご夫婦の部屋は2階に設けるかたちにしています。耐震改修、断熱改修を行った上でリビングに薪ストーブを設置し、家の中心から暖かさが家全体に広がるように計画しています。シューズクロークやパントリーなどもしっかりと設けて、収納もかなり充実しています。
・断熱性能 【既存UA値】3.23W/㎡K →【改修後UA値】0.53W/㎡K
・耐震性能 【既存評点】0.25 →【改修後評点】1.05
リビングは最も日当たり良くお庭が眺望できる位置に配置しました。キッチンは対面型としています。背面収納は造作しました。横側にパントリースペースを設けて冷蔵庫などを全て収納しています。
対面キッチン。造作収納は引出4段+ゴミ箱収納スペースを制作しています。
リビングに併設して小上がりの和室を設けています。小上がりの下は引出収納。間仕切り建具は既存の障子を利用しています。
シューズクローク。普段使いのメインエントランスに予定しています。靴用の棚や、傘用のハンガーパイプなどを設けて、コンパクトなスペースを最大限利用しています。
改修後の外観。外壁板は全面的に焼杉に張替えています。既存の屋根のかたちは変えていませんので、既存の雰囲気に馴染むように外壁の改修をしています。
リビングに設置した薪ストーブ。株式会社岡本のAGNI-CCを設置しました。家全体を暖めます。
改修前の様子です。
工事中の様子です。耐震改修の合板設置、断熱改修の断熱材充填を行っています。