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下関の長屋「再」リノベーション

| NEWS, リノベーション, 施工実績

下関市にて長屋のリノベーションを行わせていただきました。今回工事をしましたのは、2棟が連なる長屋ですが、半分1棟は2018年にリノベーション工事を行った住宅です。

施工実績「築100年超 狭小住宅リノベーション」

住宅医協会 事例0113 狭小長屋を住み継ぐための改修

2018年時点では、他の方が所有し住まわれていましたが、このたび購入できることとなり、以前改修した部分と合わせて、長屋を繋げて1棟の住宅に改修いたしました。メインの住まいは前回改修していますので、今回はゲストルームなど2部屋をつくり、1階に駐車場、2階のテラスの増床を行いました。長屋の時代にも増築を重ねていた建物ですので、減築などを行い整理するのが大変でしたが、うまく動線をつなげて1棟の住宅とすることができました。

外観です。右側が前回改修した棟です。杉板と焼杉を張り揃えてデザインを統一した外観にしました。今回の改修棟は道路からセットバックして、車の出し入れをしやすく、また2階に物干しバルコニーを設けています。

1階の駐車スペースです。約4.5mの幅があります。スペースを確保するために柱を撤去し、大断面の梁追加と門型フレームで補強を行っています。室内台所近くに直接アクセスできるように勝手口を設けています。

2階の個室です。南北に大きな窓があり、かなり明るい部屋になりました。フローリングはヒノキの無垢板です。

1階の個室です。1階は窓からの採光があまり期待できない状況でしたので、トップライトを設けて天井から採光を確保しています。

2階の北側テラスです。元々あったテラスと繋げて、かなり広い空間になりました。外部の視線が気にならないように板塀で囲い、半透明の屋根をかけて明るさを確保しつつ、雨が入らないように作っています。

施工中の様子。耐震補強・断熱改修も1棟として行いました。

  改修前の様子です。かなり劣化が進み、室内は暗い状況でした。今回の改修で内外共に一新することができました。