下松市 RC造住宅リノベーション
下松市にて築36年のコンクリート住宅のリノベーションを行いました。5年前に今回の住宅を中古で購入し、リフォームして暮らされてましたが、夏は天井からの熱気が強く、冬は底冷えと結露に悩まされて、断熱改修を含めた全面リノベーション計画をご依頼いただきました。断熱改修と合わせて、より暮らしやすいプランに間取りもリノベーションしています。１階であまり使われていなかった和室をリビングと納戸に変えて、収納量を増やして広々暮らせるようにしました。浴室・脱衣室の位置は元のままですが、ユーティリティスペースを隣接させて家事動線を整えました。冬を過ごしていただきましたが、暖かく、暮らしやすくなりましたと好評いただきました。断熱性能リノベーションの大切さを改めて実感する事例となりました。
・断熱性能 【既存UA値】2.40W/㎡K →【改修後UA値】0.58W/㎡K
1階は既存和室をリビングに取り込んで、LDKを広く改修しました。天井やキッチンカウンター周りに杉板を使って、木の家の雰囲気を出しています。
階段は位置は同じですが、木の階段に架け替えました。
キッチンの様子です。元々設置してあったシステムキッチンを取り外し、再設置しました。腰壁と天井に杉板を使って、木の家の雰囲気を感じれるようにしています。
キッチンの奥に裏動線があり、洗面スペース、収納棚、脱衣室、勝手口が全てつながっています。既存家具を置くスペースを確保した上で、造作棚を制作して、収納量を大幅に向上させています。
2階に元々ありました和室と洋室の２部屋をそれぞれ改修しました。
壁・天井はセルロースファイバーで断熱しました。天井200㎜、壁110㎜を吹き込んでいます。冬に入ってから、お引越ししていただきましたが、家が暖かくなったとのお声をいただきました。今回のリノベーションの最大の目標が温熱環境の改善でしたので、冬も夏も快適に暮らしていただけると大変うれしく思います。