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下関市豊浦町 築50年 思いを紡ぐ古民家リノベーション

| リノベーション, 施工実績

下関市豊浦町にて古民家リノベーションを行いました。建物は約52坪の平屋住宅と規模が大きく、改修を強く要望していましたダイニング・キッチンと隣接する個室を主に改修しています。約8帖の居間と、約8帖の台所を合わせて、約16帖のLDKをつくりました。部分的な改修ですが、天井・床・外壁を改修しましたので、断熱材を施工した上で、シングルガラスの窓の部分には内窓インプラスを施工し、改修空間の断熱性能を向上させています。入母屋屋根の大きな小屋組を利用するため、一部吹抜のような高い天井にしています。現しにした梁などの構造材は住まい手様がDIYで塗装を行いました。床に張ったウォールナットのフローリングと合って、素敵な空間になりました。吹き抜けに設置した照明器具も既成の照明に弊社の造作を合わせて作ったものです。LDKの隣の部屋は既存和室を寝室として改修しましたが、小屋裏の空間を生かして、ロフトのベッドルームをつくりました。ロフトの床には新築時に使わずに置いていた地松の板を使わせていただきました。古い素材を積極的に使うことで、建物に対する思いを紡ぐこともできたように思います。(施工の様子はこちらのブログで紹介しています)

・断熱性能(改修部分) 【既存UA値】3.03W/㎡K → 【改修後UA値】0.71W/㎡K

リノベーション後のLDK。入母屋の複雑な屋根架構をきれいに見せることを熟考しました。

LDKの個室側です。吹き抜けのペンダントライトは杉材で造作しています。奥に見える天井に松の板が見えます。

ロフトの床・兼・リビングの天井に思いのこもった松の板を使用しました。加工の様子はブログで紹介しています。(豊浦町の古民家改修工事③)

リビングと隣り合う部屋の様子です。既存和室の天井を開けて、小屋裏を利用してロフトを製作しました。

 

部屋の壁面に飾りが可能な有孔ボードを設置しました。個性的なアイテムが飾られています。

吹き抜けの照明器具。製作の様子はブログで紹介しています。(豊浦町の古民家改修工事④)

改修していない既存の玄関や客間も、とても綺麗な状態なので、新旧の空間が馴染んで、いい建物になったと感じます。

外観の様子。立派な蔵もある農家さんの古民家です。

施工前の台所

解体工事中

解体後、床組みの様子

 

造作工事中

松板の加工中